0からわかるリターゲティング広告の仕組み|なぜ広告が追ってくるのか

Webマーケティング

たとえば引っ越しがしたくて賃貸住宅について調べた後、ネット上のあらゆるところで賃貸住宅の広告が表示されることがありますよね。
これは「リターゲティング広告」と呼ばれるWeb広告の手法です。

本記事では、Web広告に興味がある方や関わる方に向けて、リターゲティング広告の基本についてわかりやすく解説していきます。

本記事を読むと以下がわかります。

  • リターゲティング広告とは何か
  • リターゲティング広告の仕組み
  • 自分がどんなターゲティングをされているのか調べる方法
  • ターゲティングの外し方

本記事を書いた人

リコッタ
リコッタ

大学でマーケティングを専攻し、花王や食べログでマーケティングに5年以上従事。多くのWeb広告でのキャンペーンを行ってきました。

リターゲティング広告とは?

リターゲティング広告とは、過去に広告主のWebサイトを訪れたことのあるユーザーに対して、再度広告主の広告を表示させる手法のことをいいます。
Web広告の主流である「運用型広告」においては、リターゲティングが半分以上を占めるとみられています。

ターゲティング広告との違い

ターゲティング広告とは、自分の興味関心に合わせて広告が配信されることを指します。対してリターゲティング広告とは、一度見た商品やサイトの広告を、別のサイトで表示することを指します。

リターゲティング広告の仕組み

なぜ一度見たサイトの広告を、他のサイトで表示できるのでしょうか?

それは、「cookie(クッキー)」と呼ばれる記録メモに自分のサイト上の行動が記録され、その記録を基に広告を配信しているからです。

cookie(クッキー)とは?

前提知識として、cookieについて解説していきます。もし知っている方は飛ばしてください。

cookie(クッキー)とは、ユーザーがウェブサイトを訪れたときにサーバーから発行されるメモのことです。
cookieはWebブラウザ(Chromeなど)に保管され、次にそのサイトに訪れるときにはそのcookieメモを基にユーザーを特定して、前に閲覧した情報を表示できたりします。

ユーザーがウェブサイトにアクセスしたときに、サーバーからcookieと呼ばれるメモが渡されます。
cookie(メモ)はブラウザ上に保管されるので、同じブラウザでそのサイトにアクセスしたときには、そのcookie情報(メモ)を基にユーザーを識別し、ユーザーに応じた情報を表示することができるのです。

cookie(クッキー)の仕組み

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cookie(クッキー)によるリターゲティング広告の仕組み

cookieには、サイトのサーバーから発行される「ファーストパーティクッキー」と、GoogleなどWeb広告配信業者のサーバーから発行される「サードパーティクッキー」の2つの種類があります。

例えばA社がGoogle広告の広告枠を設置している場合、GoogleとA社のサイトは裏側でつながっているため、A社のサイトを見た人にGoogleのサーバーからcookieを発行することが可能になります。これがサードパーティクッキーです。

cookie(クッキー)の種類

リターゲティング広告には、この「サードパーティクッキー」という記録メモが使われています。

広告配信業者が発行するサードパーティクッキーに、自分が見たサイトの情報や検索履歴などが記録され、興味関心に合わせた広告が配信されているのです。

例えばA社とB社がGoogle広告枠を自社サイトに入れていて、A社がWeb広告を出稿しているとします。その場合は、A社を閲覧した履歴がGoogleのcookie情報に記録され、その記録を基にB社のGoogle広告枠で表示される、という仕組みです。

リターゲティング広告の仕組み

 

自分がどんなターゲティングをされているか知る方法

自分がどんなターゲティングをされているのか、少し気になりますよね。
運用型広告のトップシェアであるGoogleでは、簡単に確認することが可能です。

まず、Google広告設定のページにアクセスします。

すると、Googleアカウントに紐づいた自分の興味関心の一覧が表示されています。
この興味関心を基に、広告が配信されています。

Google広告設定画面

リターゲティングを外す方法【Google版】

特定の興味関心を外す方法

例えば「賃貸住宅」と調べた後に、もう引っ越したので「賃貸住宅」の広告を外したい場合など、特定の興味関心に合わない広告を出さないようにする方法です。

前述のページGoogle広告設定にアクセスします。

すると、Googleアカウントやブラウザに紐づいた自分の興味関心が表示されます(上記キャプチャ参照)。削除したい興味関心を選択し、「オフにする」を選択すれば完了です。

Googleに閲覧履歴などの情報が残らないようにする方法

閲覧履歴など、検索履歴や閲覧履歴自体をGoogleに残さないようにすることも可能です。

まず、Googleアクティビティ管理のページにアクセスします。

すると以下のような画面に進むので、ウェブとアプリのアクティブティをオフにします。そうすると、操作以降の閲覧履歴や検索履歴などがGoogleに残されないようになります。
一方、より関連性の高い検索結果、気になる場所に関するおすすめなどが表示されなくなり、利便性が下がる可能性がある点に注意が必要です。

Googleアクティビティ管理画面

リターゲティング広告の仕組み まとめ

2020年1月に、Googleが世界最大シェアブラウザの「Chrome」において、サードパーティクッキーのサポートを終了すること、事実上の禁止を発表しました。

今後はターゲティングの精度向上と、プライバシー保護のバランスをどうとっていくかが重要になるでしょう。

以上、リタゲーティング広告の仕組みやターゲティング設定についての解説でした。

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