【経験談】マーケティングってどんな仕事?具体的な仕事内容や適性を紹介

マーケティングのお仕事

マーケティングって実際どんな仕事してるの?私にもできるかな?

そんな方に向けて、マーケティング歴5年の著者が、実際の業務内容や向いている人、マーケティング職への就き方についてお伝えしていきます。

本記事を書いた人

リコッタ
リコッタ

大学でマーケティングを専攻し、花王や食べログでマーケティングに5年以上従事。多くの新製品や新規事業を立ち上げてきました。

マーケティングはとてもやりがいのある仕事です。
生み出した商品が世の中で使われているのはうれしいですし、マーケティングスキルが身につけば他のどんな仕事でも活用できます。

マーケティング職を目指す人が増えてほしいなと思い、記事に仕事内容や適性についてまとめました。

実話ベースなので、マーケティングの仕事に興味がある方、就職や転職を考えている方はぜひ読んでみてください。

【経験談】マーケティングってどんな仕事?具体的に紹介

マーケティングのお仕事は、商品やサービスが生まれる前から、実際に利用するユーザーの手に届くまで、司令塔として企画を考えたり、周りを巻き込んで企画を推進していくお仕事です。

例えば世の中でどんなものが受け入れられるかを調査・分析したり、新商品やサービスを企画したり、CMなどのWEB広告の内容を考えたり、販売戦略を立案したりします。

より働くイメージができるよう、消費財メーカー時代の経験談を例に、主なマーケティングの業務を5つ紹介していきます。

① 市場分析

市場ではどんな商品が売れるのかを見出すためには、市場の構造を理解する必要があります。そのために市場のデータを集めて分析し、どんな商品が売れるのか、自社商品の改善点は何なのかという方向性を考える業務です。

例えば私が担当していたヘアケア市場では、消費者の行動(どんなニーズでどんな商品を買っているのかなど)、競合の動向(競合ブランドのシェアはどうか、どんな新商品が出ているのか)、流通チャネルの動向(小売店別の売上はどうか、流通上の課題は何か)などのデータをまとめて分析し、どんな商品を出したらよいのかという方向性を示してきました。

多くのデータがあるため、市場構造の理解はとても難しいですが、市場の大局を理解することがマーケティングの第一歩といえます。

大きな市場を整理するためには、軸が必要です。市場分析によく使う3C、SWOTといった代表的なフレームワークを事前に勉強しておくとよいでしょう。

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② 商品企画

市場分析から、「こんな商品が売れるのではないか」「自社の商品をこう改良したら売れるのではないか」と考えた案を進めながら、新しい商品を作り出していく業務です。

担当ブランドの市場を様々な角度から調査・分析し、例えば「今年の春はスタイリング用のヘアオイルを発売しよう」というように大まかな方向性を決めます。

そこから商品のコンセプトや中身の処方などを考え、試作品を作っていきます。消費者にテストを繰り返しながら受け入れ性を確認し、関連部門や経営陣にプレゼンを行いながら発売の承認をとっていきます。
また、製造コストや量産体制について生産部門とやり取りを行います。

関連部門や経営幹部を巻き込みながら、いかに商品の企画を実現していくかが商品企画の難しいところであり、マーケティングの醍醐味でもあります。

企画力だけでなく、プレゼン力や周囲の巻き込み力、関連部門との折衝を乗り越えるタフさも必要になってきます。

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③ 販売戦略立案

作った商品を実際に店頭に並べて売れるようにするための販売戦略を考える業務です。営業部門と一緒に企画を考えていくことが多いです。

例えば新商品のヘアオイルを発売する際には、どんなチャネルに販売するのか、卸値はいくらにするのか、どんな販促物があればお客さんの目に届くのか、チェーンごとでどんなキャンペーンを行うのかといった販売戦略を立案し、営業部門とブラッシュアップを重ねていきます。

また、営業が営業先に説明するための商品資料を作成したり、実際に営業部門と一緒に販売先に行って商品についてプレゼンしたりすることもあります。私も担当した新製品発売前は、マツ●トキヨシやイオ●などのチェーンの幹部にプレゼンしたりしました。とても緊張します…。

マーケティングは商品企画や広告がメインと思われがちですが、特にメーカーの場合販路も売上の重要なファクターのため、この販売戦略はとても重要で、業務のうち多くのウェイトを占めます

消費者の手に届く最下流のプロセスをいかにこだわりぬけるか、営業部門をいかに巻き込めるかが大切です。

④ 広告企画

消費者に商品を認知して買いたい!と思ってもらうための広告施策を考える業務です。

例えば新発売のヘアオイルを発売する際に、ターゲット層のダメージ悩みがある若年女性にどうやったら商品について知ってもらえるのかを考えます。

広告の企画は主に、全体設計とコンテンツ作成に分かれます。企業に依りますが主に広告代理店やデザイナーと協働で進めていきます。

全体設計とは、広告の予算をどう配分すれば広告効果を最大化できるかを考えることです。広告施策全体で誰に何を伝えたいのか、どんなメディアを使えばいいか(CMなのかWEB広告なのかなど)、販売戦略と整合性はとれているか、ブランドイメージを体現できるタレントはだれかなど、全体の設計を考えます。

コンテンツ作成とは、すでに考えた全体設計に沿って、どんなコピーライティングにするか、どんなバナーや動画を作るかなど、具体的なメッセージやコンテンツに落とし込んでいくことです。

よくマーケティング職と聞くと広告宣伝がメインと考えられがちですが、全体のウェイトからすると3割くらいのイメージです。

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⑤ 売上・利益・コスト管理

マーケターは担当ブランドの売上・シェア拡大がミッションです。そのため、担当ブランドの売上シェア、利益、コスト管理も行うことが多いです。

エリア別や小売店別でも売上シェアを確認したり、商品ごとに利益やコストを見たりなど、かなり細かく見ていきます。主に前年比や前週比ベースでトレンドを日別、週別、月別にウォッチしていきます。

動向を基に翌月以降の売上見込みを設定したり来年度の予算設計のベースになったりするので、とても重要な業務です。

【実話】マーケターの1日

ここで、実際にあった秋頃のスケジュールを公表します。

8:30 出社

9:00-10:00  冬キャンペーン販促物の企画オリエン
※オリエンとは企画内容を制作会社などに説明する最初の場のこと

10:00-11:00 来秋新商品コンセプトの幹部プレゼン

11:00-12:00 冬キャンペーン広告コンテンツ内容確認

12:00-13:00 お昼休憩

13:00-14:00 来春新商品の販売戦略打合せ

14:00-15:00 生産部門定例会議

15:00-17:00 来秋新商品コンセプト検討

17:00-20:00 来春新商品営業向け資料作成

・・・暇な時間がないですね(笑)

担当ブランドの既存商品の育成と未発売商品の企画を並行して走らせるので、多少波はありますが時期問わず多忙です。

また、企画をディレクションしていく役割のため、関連部門との打ち合わせやプレゼンする機会が多めです。プレゼンが苦手な人でも自然とうまくなります。

多方向のコミュニケーションが苦手な人には少ししんどいかもしれません。

マーケティングの仕事に向いている人・向いていない人【5つの特徴】

経験上、以下のような人が向いていて実際に活躍していると思います。

  • 新しいアイディアを考えることが好き(思考力)
  • 自分と違うタイプの人と関わることに抵抗がない(コミュニケーション力)
  • 進める中で難しいことや邪魔が入ったりしても何とか推進しようとできる(突破力)
  • 困ったことやわからないことがあったらすぐに周りに聞く(巻き込み力、スピード)
  • 数字での整理や分析に抵抗がない(分析力)

逆にこんな人は向いていないかもしれません。

  • 1人で考えたい(チームで考える機会が多いから)
  • 変化が多いことに抵抗がある(常に変化していくから)
  • いろんなことよりは1つのことをじっくり取り組みたい(並行して担当するから)
  • 世の中のトレンドにあまり興味がない(トレンド把握大事だから)
  • プライベートで仕事のことを考えたくない(常に仕事のアイディアを模索してしまうから)

マーケティングの仕事に就く方法

ここまでの内容を読んで「マーケティングの仕事をしてみたい!でもどんな企業がいいんだろう?」「未経験だけどできるかな?」と思った方へ、未経験からマーケティングの仕事に就く3つの方法の記事にてマーケティングの仕事に就く方法を具体的に解説しています。あわせてご覧ください。

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マーケティングの仕事に就きたい人へメッセージ

市場を読み、新しい商品やサービス、戦略を生み出し、ブランドの将来を担うマーケティング職は非常にやりがいがある仕事です。ぜひ本記事を読んで、マーケティングに興味を持って下さる方が増えれば幸いです。

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