3C分析とは|使う目的 使い方を事例で解説【テンプレート付き】

マーケティング基礎知識

3C分析ってどんなときに使えばいいの?使ってみたけど、うまく分析できない・・・

そんな方へ、3C分析をどんなときにどうやって使えばよいのか、具体事例も紹介しながらわかりやすく解説していきます。テンプレートも公開していますので、読みながら実践してみましょう。

本記事を書いた人

リコッタ
リコッタ

大学でマーケティングを専攻し、花王や食べログでマーケティングに5年以上従事。多くの新製品や新規事業を立ち上げてきました。

3C分析とは?

3C分析はもっとも一般的に使われる市場分析の1つです。

自社の事業やブランドを取り巻くビジネス環境を理解するために、以下の3つの観点に着目すべきという考え方です。

  • 自社(Company)
  • 消費者(Customer)
  • 競合(Competitor)

それぞれの頭文字を取って3C分析と呼びます。

3C分析を使うタイミングと目的

3C分析は戦略を立てたり修正したりする前の分析のときに使います。

前提として、マーケティング戦略のステップは、以下流れで進めていきます。

マーケティング戦略のステップ

大きく、「①市場・顧客分析」「②戦略の立案」「③戦略の展開」の3つのステップがあります。

3C分析は最初のステップの「①市場・顧客分析」の際に行うフレームワークです。事業やブランド戦略の方向性を定めるために、まず市場や顧客などのビジネス環境を分析し、戦略を決めるために必要な要素を整理していくために行います。

例えば、「3C分析で若年層のユーザーが減っていること、競合の新製品が若年層に人気があることがわかったね。だから次は若年層を取り込む新製品を出す戦略を立てよう!」といったイメージです(現実はもう少し複雑です)。

他に環境分析で用いるフレームワークとしては、SWOT分析やPEST分析などがありますが、この3C分析がもっとも一般的に使われています。

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3Cの分析方法

3C分析を知っていてもうまく使いこなせない人も多いのではないでしょうか。

以下ではどのように3C分析をすればよいのか、それぞれ観点で要素を出すためのポイントを解説していきます。

3C分析の前提

3C分析の前提として、分析時に注意したい点が2点あります。

1点目は、「主観的ではなく客観的な事実を列挙する」ことを意識しましょう。そうすることで、誰が見ても納得できる環境分析を行うことができます。

2点目は、「どの分野について分析するか」を正確に定義しましょう。例えば、自社全体の分析なのか特定のブランドの分析なのか、国内だけなのか海外も含めるのか、などです。

分析の前提を定義しないと要素がブレてしまい、よくわからない分析になることはメーカーの現場でもよく起こってしまう注意点です。

自社分析(Company)

自社分析の領域では、大きく以下3つの観点で着目すべきポイントはないかを考えてみましょう。

全社の戦略や理念

  • 会社戦略
  • 経営思想や理念
  • 事業部のミッション

自社資源

  • 人的リソース
  • コスト
  • 設備

自社の強み・弱み

  • シェア
  • 開発力
  • 販売網
  • ブランド力(認知度、ブランドイメージなど)
  • 展開している事業の数

消費者分析(Customer)

マーケティングやブランディングにおいて最も重要な観点です。
以下2つのポイントで要素を整理してみましょう。

市場

  • 市場規模
  • 市場の成長率
  • 市場内のカテゴリーの変化

顧客

  • デモグラフィック(年齢、性別、世帯収入など)
  • ニーズや価値観
  • 購買行動
  • 消費者インサイト

競合分析(Competitor)

競合分析の領域では、大きく以下22の観点で着目すべきポイントはないかを考えてみましょう。

競合商品・サービスの動向

  • 競合企業のシェア
  • 提供商品・サービスの特徴
  • 開発力
  • ブランド力

競合企業の動向

  • マーケティング戦略
  • 販売網
  • 投資資源

3C分析を事例で解説【スターバックスジャパン】

では実際に2021年5月現在のスターバックスジャパンの日本市場を例に、3C分析を考えてみましょう。

※イメージを持っていただくための例のため、データや業界の現状などの内容については正確なものではありませんのでご了承ください。

自社(Company)

・コーヒーチェーン内でトップの売上と店舗数

・上質な空間と美味しいコーヒーが売り

・コロナ禍で店舗売上が減少

・飲料だけでなく、コーヒー豆やタンブラーなどの飲料以外の商材も販売

消費者(Customer)

・おうち時間の増加により4割の人が自宅でコーヒーを飲む機会が増えた

・気に入ったコーヒーはリピートする人が約5割

競合(Competitor)

・郊外型の店舗を持つコメダ珈琲が好調も主なコーヒーチェーンは売上前年割れ

・マクドナルドがデリバリー・テイクアウト需要を掘り起こし売上を拡大

上記のような整理をすると、店舗での上質な体験がコロナ禍で提供できなくなり店舗売上が減少している、消費者を見ると自宅でのコーヒーニーズは増えている、競合は郊外型の店舗での体験やデリバリー・テイクアウトで新たな利用シーンを提供しているといったことがわかります。

それを受けて、例えば「デリバリー・テイクアウト需要を拡大するために自宅カフェキャンペーンを実施しよう」とか、「自宅でスタバを楽しめるサービスを開発しよう」といったアイディアにつながっていきます。

アイディアを出すときには、いったん思いつくものを付箋などで出した後、戦略につながりそうな要素を残すのがよいでしょう。

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すぐに使える3C分析のテンプレート公開

最後に、すぐに3C分析に使えるテンプレートを公開しますので、ぜひ参考にしてみてください。

3C分析テンプレートダウンロード(Powerpoint形式)

以上、3C分析とは何か、目的や使い方について紹介しました。
3C分析の他にも、例えば一般的な市場分析の手法であるSWOT分析があります。
合わせてチェックしてみましょう。

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